花の育て方Q&A

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。


堀田 清さん

北海道医療大学の森にて20年間研究を続ける。薬用植物・北方系生態観察を行なう。

7-8月号
本誌P89掲載


     
 

よく似る山野草の花

山野草のよく似た花の見分け方が難しい。例えばレブン ソウとマシケゲンゲ、エゾオヤマノエンドウの特徴は?

(網走市 K.Nさん)


山野草には、確かによく似た花が多いです。実際に現場に行って写真を撮ったり、触って観察して比べてみると特徴を理解しやすいのですが、なかなか足を運べないと思いますので写真を一緒に紹介します。まずレブンソウとマシケゲンゲは、それぞれ礼文島と増毛山地高山帯の固有種です。マシケゲンゲは暑寒別岳の9合目以上に自生します。エゾオヤマノエンドウは大雪山の砂礫地や風衝草地に見られます(写真は赤岳のトップの風衝地)。特徴としては、対生に付く小葉の数や毛の有無、蝶形花の数と形・模様の微妙な違いがあるようです。
(回答者:堀田 清さん)

よく似る山野草の花

●レブンソウ
1〜2pの小葉が8〜15対になり、裏面に毛が密生。2p程の蝶形花を5〜15個付け、旗弁の先は丸い。
●マシケゲンゲ
小葉は8〜13対。表面は無毛で、裏面に伏毛がある。蝶形花は少しへこみ、先が大きい。
●エゾオヤマノエンドウ
小葉が4〜7対で、両面に白い綿毛が密生。蝶形花が通常2個付き、白班が目立つ旗弁が大きい。


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