花の育て方Q&A

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。


工藤 敏博さん

「イコロの森」代表・ガーデンプランナー。同園のバラの管理、耐寒性のある北海道向きのバラの普及に努める。

11-12月号
本誌P82掲載


     
 

ベーサルシュートの処理と越冬

春に買ったバラ‘ジュリア’から元気なシュートが1本出ました。
他の細枝と同じ高さに切るとまた新枝が伸長。このまま伸ばして大丈夫? 
(Mさん)

‘ジュリア’はミルクコーヒーのような茶色系の花色が魅力的な品種ですね。一度は育てたくなる品種ですが、残念ながら性質、耐寒性とも弱く、育てるには難しいバラの一つと言えます。シュートも出にくいのですが、幸い1本シュートが出たとのこと、翌年以降の基枝として充実させたいところです。
そのために、できるだけ伸ばして、つぼみが大きくなる前、遅くても8月下旬までに先端を切ります。深く切ると強い脇枝が発生してしまうため、シュートの充実が目的の場合は、強い脇枝の発生を抑えるため深く切らず、先端だけ止めるようにしたいものです。いずれにせよ脇枝の先端も早めに止めて(切って)枝全体の充実を図ります。葉数がさほど多くない品種なので、むやみに深く切り戻さず、できるだけ葉数を確保し、秋遅くまで十分に光合成能力を高めておくことが得策でしょう。
越冬は雪折れしないように結束、支柱を施し、その上から防風ネットなどで覆って寒風害から守ります。春に無事枝が越冬したら、しっかり剪定をします。株ができれば、太枝(鉛筆以上の太さ)だけ残し、今度は太く元気な脇枝を発生させるために深めに切り戻します。ただし2年目なので、多少細い枝も残して、各枝の切り詰めも軽めにし、芽数を多く確保するようにした方が良いでしょう。少し過保護に、じっくり育ててください。

(回答者:工藤 博敏さん)
 
     

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