花の育て方Q&A

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。

回答者一覧 (50音順。詳細はP117を参照)

加藤弘規さん

帯広市で樹木・庭木を取り扱う「真鍋庭園」課長。

工藤敏博さん

苫小牧市にあるガーデン・イコロの森代表。ローズグロア。

9-10月号
本誌P112掲載


     
 

樹木の冬囲いの基準

庭で雑木、コニファーなどを植えています。植栽後、7年ほどが経過していますが、そろそろ樹高が出てきて、冬囲いの難しい木もあります。いつぐらいまで(年数や大きさ)必要でしょうか。
庭は南向きで、公園に面しており(川もあり)、風が冷たく当たります。
(旭川市S・Tさん)

昔から北海道内で植物の冬囲いは、晩秋の風物詩として続けられている作業です。多雪地域や寒乾害の多い地域では、この毎年の冬囲いを庭仕事の締めくくりにされているのではないでしょうか。厳しい冬の気候に備え、植物を保護するのが大きな目的ですが、冬景色の一つとして続けている場合もあります。
今回のご相談の樹種ははっきりしていませんが、『植栽後の生育は順調でしたか?』『冬囲いをしても、毎年傷みが出ていたりしませんか?』。我々の経験上、若い苗木より生長した樹木の方が厳しい環境に耐える力も大きいものです。ですから、冬囲いで保護するのは根がしっかりと張るまでの植栽後3年ほどを目処としています。それ以降は徐々に環境に慣らしていく方が、本来の力を発揮できると考えます。
しかし、ここで気をつけたいのは近年の道内の気候は、冬の暖かさが顕著に影響し、植物の北限とされていた地域が変動。10年前では越冬困難とされていた植物が普通に冬越しするようになったことです。さまざまな樹種が本州から持ち込まれ、北海道の庭に彩りを加えています。しかしながら、樹種の元々の耐寒性が変わったわけではなく、気候が穏やかになっただけの話です。もしも寒さが戻ってきたら、多くの樹種が凍害を受けることは必死です。何年も冬囲いをしていても傷みが出ているようなら、元々耐寒性が無い植物なので、保護なしでは冬が越せないでしょう。
(回答者:加藤弘規さん)
 
     

Back Numberはこちら
Google
 
WWW を検索
mylofe.jp を検索