花の育て方Q&A

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。

回答者一覧 (50音順。詳細はP99を参照)

大野基志さん

音更町でバラの生産を行なう「大野農園」代表。

加藤弘規さん

帯広市で樹木・庭木を取り扱う「真鍋庭園」課長。

1-2月号
本誌P92掲載


花を付けないシャラノキ

シャラノキ(ナツツバキ)の花が咲 きません。購入当時は樽に入れていましたが、 その後、地植えにしました。植えた場所の日当 たりはあまりよくありません。肥料はB.V(バイ オゴールド・バイタル)を使っています。

札幌市白石区N・Kさん

夏に咲く白い一重の花は清楚なたたずまいで清涼感もあり、この花を見たくて植える方も多いことでしょう。園芸店でもよく売られているので、苗木から4〜5mあるものまで入手は比較的簡単です。1m程度でも開花株があるため、毎年咲いてくれると思われるかも知れませんが、決してそんなことはありません。開花にはそれなりの条件があります。シャラノキ(ナツツバキ)はツバキ科の落葉高木で、本州や朝鮮半島の山地に自生しています。北海道に自生はありませんが、耐寒性も高く庭園樹や街路樹、公園樹などにも利用されています。放任しても樹形が暴れにくく育てやすい樹種で、古木になると15mを超える大きさになります。スペースの限られた個人の庭では、大きくなりづらい株立ちを植栽することも多いようですが、高さを抑える際には枝先を切り詰めるのではなく、伸びた枝芯の部分を枝抜き剪定して全体を透かすようにします。全体の枝先を刈り込んで小さくするのは花芽を失う率が高くなるので、おすすめしません。元々の自生地はやや湿った、いくぶん肥えた土地です。夏の乾燥を嫌うため、植え付けの場所にも気をつけなければなりません。特に根元が裸土で地表を覆うものがない場合、グラウンドカバーやマルチングが有効です。半日陰地でもよく生育するのは、土壌が乾燥しづらいためなのかも知れません。最後に一番大事なのは『植物は順調に生育している生長期には、葉は茂っても花は咲かない』のだという事です。花が咲くということは『歳をとった』という証しなのです。良い肥料を与えれば、なお樹木に活力がみなぎっている事でしょう。どんな木も歳をとれば必ず開花するので、もう少し樹勢が落ち着くのを待ってあげてはいかがでしょう。

回答者:加藤弘規さん

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