花の育て方Q&A

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。

回答者一覧 (50音順。詳細はP103を参照)

阿部由利さん

釧路市内の園芸店「篠原園芸」に勤務。

加藤弘規さん

帯広市で樹木・庭木を取り扱う「真鍋庭園」課長。

明道進さん

フラワーショップ「明道香風園」会長。

3-4月号
P94掲載


スモークツリーの根張り

シンボルツリーにしたいと思い、スモークツリーを育てていますが、根張りが強い木は母家を傷めると聞きました。スモークツリーはどれぐらいの根張りでしょうか。母家(基礎)からどれくらい離す必要がありますか?

札幌市清田区M・Mさん

 スモークツリーはウルシ科の落葉中低木で、開花後の花がらが煙のように見えるところから、ケムリノキとも呼ばれています。もともとはヨーロッパから中国にかけて自生しており、樹高5mほどの大きなブッシュになる木です。葉色や花がらの色にバリエーションも多く、最近ではあまり大きくならない矮性種も出回っており、1.5mほどの高さで楽しむことも出来るようになりました。
 問題の根張りですが、しっかりとした根を張る樹種ではありますが、建物の基礎を傷めるほどの力まではないと思います。根を深く広く張るものは地上部の大きさにほぼ比例するので、中低木のスモークツリーの根の張り方は、高木のように広範囲ではありません。植え付けの際に建物から離す距離ですが、樹種や品種によって差があります。基本的に剪定してではなく、放任した場合に伸びた枝が建物に触らないくらい離れていればまず心配はありませんので、その木がどのくらい伸びるのか調べてみましょう。
 余談になりますが、植物が根を広範囲に張るのは風を受けた体を倒れないように支えるためなので、樹高が伸びたり枝葉を広げたりすることが根をより深く、広く、そして強く張る要因です。風の抵抗を受けづらくするように、間引きや切り戻し剪定などを適宜行なうことも根を張らせないためには重要なのです。

(回答者:加藤弘規さん)

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