花の育て方Q&A

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。

回答者一覧 (50音順。詳細はP103を参照)

市川裕章さん

胡蝶蘭などを生産する赤平オーキッド勤務

土谷美紀さん

サンガーデン勤務。RHSJコンテナガーデニングマスターなど有資格者

9-10月号
P92掲載


デンドロビウムについて

今育てているデンドロビウムのセカンドドリーム‘マリオン’というランですが、花が終わって霧吹きで水をあげていたら、頂上の方に花芽ができて、今は4輪咲いています。その花の付け根から根が2本出てきました。この根は鉢に植えたらよいのでしょうか。どのように対処するべきか、教えてください。

寿都町N・Tさん

ご質問のような、花の付け根付近から根が出る現象は、デンドロビウム・セカンドドリーム‘マリオン’のようなノビル系デンドロビウムに起こりやすいです。ノビル系デンドロビウムは、バルブ(茎)の節に芽を持っており、それが花芽になります。しかし、開花時の温度が高い場合は、残念ながら花を咲かせず、その芽から高芽という葉が生じて根が出て小さい株になってしまいます(ちなみにこの小さい苗は、根が3本程度出たら小さい鉢に植えることにより、株を増やすことが出来ます。“高芽採り”と言います)。この現象は温度が高くなると、株が子孫を残さなくても良いと判断して、花を咲かせるというエネルギーを使う働きをやめて、高芽を持ってしまうのです。
今回の場合は、多少高めの微妙な温度で咲かせたので、花と根が同時に出てしまったと思われます。この根は、植えるのも困難なのでそのままでいいでしょう。もともと原生地では、この「気根(きこん)」と言われる根で木に着生して、湿度から水分を吸収しています。そのままでも多少役に立つはずです。

(回答者:市川裕章さん)

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