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花の育て方Q&A

 

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。

回答者一覧 (50音順。詳細はP95を参照)


加藤弘規さん
帯広市で樹木・庭木を取り扱う「真鍋庭園」課長
大野基志さん
音更町でバラの生産を行なう「大野農園」代表

3-4月号

P86掲載

 

 
  シャラノキの幹の皮がはがれると、白くカビているようなところがあります。これは何でしょうか?
葉裏に白い小さな綿のようなカイガラ虫(?)が発生するので捕ったり、アリが多数上がっている時には薬をまいたり。秋には手の届く範囲で、石灰硫黄合剤を塗っています。半日陰で風通しのよい場所に植えてます。    
札幌市北区Y・Tさん

シャラノキとも呼ばれるナツツバキはツバキ科の落葉高木で、高さ15m程にも生長します。ご質問の樹皮内部の白いカビのようなものは、おそらくワタカイガラムシの住んでいた痕跡です。ナツツバキはアブラムシやワタカイガラムシの被害を受けることがありますので、春から秋までの生育期間中は葉裏や幹枝をよく観察しておくことが肝心です。アリが木を上るのは、アブラムシやワタカイガラムシの排泄に糖分が含まれるため、舐めに集まっているのです。発見したときには殺虫剤を散布しますが、アブラムシと違い夏のワタカイガラムシは綿状被覆に守られて効果はあまり望めませんので、春先からの定期的な防除が望ましいでしょう。
樹皮の内側は越冬時には寒さや外敵から身を守るのには都合がいいので、虫たちの住みかになりがちです。秋に石灰硫黄合剤を塗布されているようですが、樹皮の隙間や冬芽の付け根などに隠れる害虫や卵を完全に駆除できていなかったようですね。越冬時に散布する石灰硫黄合剤は良い薬剤でしたが、市販はされなくなりました。今後、越冬樹木に散布するのであれば、マシン油乳剤を散布し、皮膜で窒息させるのをおすすめします。
植え付け適地は日なたから半日陰で風通しの良い適度に湿ったところを好みますので、植え場所の問題はないようです。

(回答者:加藤弘規さん)
 
 


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