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花の育て方Q&A

 

いよいよ今年の花シーズンが始まりました。 昨年のトラブルは解決していますか? 北海道の花の専門家に教えてもらいましょう。

回答者一覧 (50音順。詳細はP87を参照)


大野基志さん
音更町でバラの生産を行なう「大農農園」代表
明道 進さん
フラワーショップ「明道香風園」会長

11-12月号

P80掲載

 

 
  庭でバラを育てていますが、昨年から困っていることがあります。バラの消毒に使っていた「石灰硫黄合剤」が販売していないのです。近所のホームセンターに聞いたところ、メーカーが一般向けの小さいサイズの製造をしなくなり小売店では販売しなくなった、ということでした。インターネットショッピングでも在庫なしでした。どうにか私たち一般のガーデナーが手に入れる方法はないのでしょうか?また、代わりになる薬剤があったら、使い方を教えてほしいです。
室蘭市S・Yさん


「石灰硫黄合剤」ですが、この成分をもとに用途以外の目的のために加工して使用した事故が多発したため、一般小売り用の小ボトルの販売が中止されました。現在は代替えになる同等の資材はなく、またホームセンター等の小売り店ではなく農業資材の販売店等から業務用の大容器しか販売されていません。

ここからは私個人の経験に基づいた考えであり、今年度に計画していることで、まだ北海道での結果は出ていないのですが、「石灰硫黄合剤」は病害虫予防というより、北海道ではどちらかと言うと冬期間の枝の保護を目的としています。浸透性が強く、枝をがっちりとガードするイメージだと思ってください。

このことから単純に病害虫を予防するなら「サンヨール乳剤」がいいと思います。これは比較的入手しやすく、単体で使います。また枝を保護する目的なら「アビオンE」や「アビオンC」、「オアシス21」がよいでしょう。パラフィン系(石ろう)展着剤で「オアシス21」にはカルシウム分も入っており、凍結予防になります。これに「オーソサイド水和剤」や「ベンレート水和剤」などの殺菌剤を混合して冬と春の芽吹き前に散布すると、効果が高いと思います。ただこちらも入手方法はインターネットか農業資材店になると思います。

(回答者:大野基志さん)
 
 


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