トップページ > 花の育て方Q&A  >  バックナンバー

花の育て方Q&A

 

いよいよ今年の花シーズンが始まりました。 昨年のトラブルは解決していますか? 北海道の花の専門家に教えてもらいましょう。

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P103参照)

山口展正さん
恵庭市の園芸店「サンガーデン」専務

渡辺郁夫さん
花き生産など行なうサックルズファーム勤務。バラ担当

5-6月号

P95掲載

 

 
  バラを育てて3年目になりますが、ツルバラに花のもたない枝が多くあって、どうしてなのか分かりません。これはブラインド枝なのでしょうか?
江別市・Iさん


ツルバラは、昨年根元から出現したベーサルシュート(1年目の枝)、昨年花をつけた枝(2年目の枝)に多くの花をつけます。 但し、誘引をせずにそのままにしておくと枝の先のみに花をつけ、株全体に花をつけることはありません。 また、3年以上経った枝には、花をほとんどつけません。花を枝先から根元までつけるためには、枝を水平やS字に這わせたり、 支柱に枝を巻きつけたりして誘引します。

また、毎年、根元から出たべーサルシュートが春に枯れこむ“冬枯れ”を起こした場合も、次年度に花をつけない傾向が見受けられます。 “冬枯れ”でなくした体の再生のために、花をつけず枝を増やします。 “冬枯れ”を毎年起こしているようであれば、花を見るのができないことも多くあります。 そのほか、ブラインドを起こしやすい品種、チッ素肥料を多く与えた場合、昨年病気・害虫をつけすぎて葉を2回以上落とした場合、 排水、日当たりが悪く、株が軟弱に育ち、栄養不足になった株など、いろいろな理由から花をつけないことが考えられます。 品種によっては、株が十分に大きくならなければ花をつけないもの(ツルピース)もあります。

枝先につぼみを持っていないなど、他の枝や株と見比べてブラインド枝と判明したら、枝先の葉を2〜3枚つけて枝切りしましょう。
ブラインド枝の対策として、以下が挙げられます。

◆対策1:冬枯れを起こさない管理をする
〈冬囲いを考え直す〉 どれが正しいという方法はありませんが、一度枝をばらし、トゲをとって横に寝かし、雪下で越冬。 もしくは掘り上げて鉢植えか根をビニール袋に入れ、凍らない場所で越冬(特に乾燥に注意)

◆対策2:必ず誘引する

◆対策3:植え場所の環境を変える
 1.排水、日当たり、風通しを考え、どうしても条件が悪い場合は、大鉢植えで管理する
 2.何本が植わっている場合、株と株の間を掘り込み、リン酸系肥料の多いものを与える
 3.茂りすぎている株は、枝を間引きし、日当たり、風通しをよくする
 4.年間を通して、夕方から夜にかけての水やりをしない

◆対策4:病害虫防除を行なう
(回答者:渡辺郁夫さん)
 
 


Back Numberはこちら