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花の育て方Q&A

 

MyLoFE読者の皆様から寄せられたガーデニングや花育ての疑問に専門家からのアドバイスを紹介します。

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P95参照)

加藤弘規さん
帯広市の樹木・庭木を取り扱う「真鍋庭園」課長
渡辺郁夫さん
サックルズファーム勤務・バラ担当

1-2月号

P85掲載

 

 
  3年前に購入した160cm程のヤマボウシが昨年、今年と花は咲いたのに、実がなりません。 葉もクルッと巻いています。一日中、日の当たる場所に植えてあります。何が原因なのでしょうか。
滝川市・Nさん


ヤマボウシはミズキ科の落葉高木で、初夏に咲く白い十字の花は、実は総苞と呼ばれる葉の変異したものです。 実際の花は総苞の中央にある黄緑色の丸い部分で、数十個の花の集合花です。 このヤマボウシは自家結実しますので、1本で植えていても結実する種類です。 ご質問の『開花したのに結実しない……』というのは、受精にも問題があるかもしれません。

受精が阻害される原因として考えられる一つに、天候があげられます。 開花時期に受粉を助けてくれる虫がいないことには、うまく受精できません。 雨が降っていたり、風が強かったりと天候によって虫があまりいない場合は、受精が行なわれないことになります。

あるいは、受精はしても、実が膨らまずに終わってしまうこともあります。 木が若く、樹勢が強い場合には、結実に栄養を使わず成長を優先するために、 結果として実が止まらない、なんてことはよくあることです。 1.6mの若木でも開花しているという事は、接木苗を購入されたのでしょうから、 樹勢が落ち着けば花数も実止まりもよくなると思います。 植えつけた日当たりのよい場所は問題ありませんが、 元々は山の木ですから根元の乾燥し過ぎは決してよいことではありません。 葉が小さめだったり、巻きがきつかったり、赤っぽく焼け気味なのは乾燥のサインです。 植えつけ時には腐葉土をたっぷり混ぜ込み、植えつけ後は根元にマルチングや地被類(グラウンドカバー)を植えるとよいでしょう。
(回答者:加藤弘規さん)
 
 


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