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花の育て方Q&A

 

今年のシーズンも終わり、来年に向けた準備が始まる時期。 トラブルや心配は今年のうちに解決しておきましょう。 北海道の花の専門家が、皆さんの質問にお答えします。

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P113参照)

大森康雄
大森農場カントリーガーデン代表
加藤弘規
真鍋庭園課長
狩野亜砂乃
ハーブコーディネーター、ハーブ料理講師
西村和益
にしむらバラ園代表
明道進
札幌を中心に8店舗を展開する「明道香風園」会長

3-4月号

P101〜103掲載

 

 
  昨年もらったエラチオールベゴニアがありますが、花が咲きません。
室蘭市 E.Nさん

挿し木
挿し木をする際はバーミキュライトや挿し木用土など、清潔で肥料分のない土を使う
 エラチオールベゴニアは冬の鉢花として人気で、赤やピンク黄色などあざやかな花色が魅力です。 複雑な交配を元に作出されたベゴニアで、リーガスベゴニアともいわれます。
 基本的に明るい場所を好むので、日光に当てることが大事です。 北海道の冬の日差しは弱いので、できるだけ長く当たる場所に置いてあげます。 また水をやりすぎると根腐れを起こしやすいので、気をつけましょう。
 置いている場所の温度は13〜20℃のようなので、温度は問題ありません。 またすでに切り戻しをして株全体がこんもりしているとのことで、日照と水やりにさえ気をつけておけば、 新葉の上にきっと花芽がつくことでしょう。
(明道進)
 
 

 
  ローズマリーを鉢植えにして育てていますが、3年くらいでいつも枯れます。
札幌市北区 Y.Mさん

 ローズマリーの品種のほとんどは北海道での戸外越冬ができないので、 鉢植えにして夏は戸外、冬は室内に取り込んでいるのは基本的によいことだと思います。 しかし鉢植えは基本的に毎年植え替えが必要(冬であっても)。 置いている部屋が暖かめであれば成長するので、土の養分が減るのは速いです。 植え替えの際には土を新しいものに変えたり、株の成長に合わせて大きな鉢に植えかえるなどしてあげましょう。 3年間同じ土のままというのは少し長すぎたかもしれません。
 ローズマリーは意外に根回りが早いので、室内で越冬したものは春遅くに植え替えをします。 また秋に室内取り込み時には、ある程度刈り込むのがおすすめです。 それと大株は突然枯れこむことも多々あるので、挿し木などしながら株を更新していくと安心です。
(狩野亜砂子)
 
 

 
  シャラノキがあるのですが、大きくなってきたので、上の方を少し切りたいと思っています。
室蘭市 A.Hさん

シャラノキはナツツバキとも呼ばれ、庭木として根強い人気のある落葉花木です。 名前が示すとおり夏(7〜8月)にツバキに似たややクリーム色を帯びた白色の花を咲かせます。 自然の樹姿も整いやすく不要枝を軽く剪定する程度で問題ありません。 しかし本来は10〜15mにもなる高木ですので植え付けた場所によってはしっかりとした剪定が必要になります。 シャラノキは性質として枝が立ちやすいため、高さを抑えるために全体の枝先を切り詰めてしまいがちなのですが、 そうすると切った枝先の枝数が急に増えますので、樹冠が広がり樹形を崩します。 樹姿を保ちながら剪定するには伸びた枝を抜くように剪定します。切り詰め剪定がパーをグーにするイメージだとすると、 枝抜き剪定はパーから親指と中指小指を握るようなイメージでしょうか。 高さの成長スピードは単幹仕立てよりも株立ち仕立てのほうが遅いために最近は多く植栽されているようです。
(加藤弘規)