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花の育て方Q&A

 

カタログを見ながら2010年の花について考える時期。 でも2009年のトラブルや心配は解決していますか? 北海道の花の専門家が、皆さんの質問にお答えします。

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P115参照)

狩野亜砂乃
ハーブコーディネーター、ハーブ料理講師
北村真弓
苫小牧の「イコロの森」ガーデナー
走川貴美
AMAサポーターズ倶楽部代表。ガーデンデザイナー
明道進
札幌を中心に8店舗を展開する「明道香風園」会長

1-2月号

P106〜107掲載

 

 
  シンビジウムが何年も花をつけません。春〜秋は肥料を与えていますが、出るのは葉芽ばかりです。
石狩市 T.Hさん

シンビジウム
シンビジウムは大型の洋ラン。日本のカンランなどもその1種
 原因は2つ考えられます。 1つは、夏の間肥料を多く与えたことで8〜9月に芽を多く出させたこと。 たいていは葉芽で、そちらの成長に養分を集中させてしまい、花芽が出なくなってしまいます。 そのため、夏後半に出た芽が5・6本あったら、多くても2本を残してほかは折り取ってしまいましょう。 その後花芽が出てくるので、それが伸びたら支柱を立てます。 ある程度伸びると、葉芽はとてもかたく、花芽は柔らかいので触るとわかると思います。

 もう1つ考えられるのは夏が終わってすぐに室内に取り込んだこと。 シンビジウムは亜熱帯〜温帯に自生するランなので、ある程度寒さにあてる必要があります。 そのため10月の終わりくらいまでは戸外で管理します。
(明道進)
 
 

 
  毎年冬〜春は、野ネズミにバラやその他の植物が食害されています。
苫小牧市 M.Kさん

食害防止の柵
現在北村さんをはじめイコロの森のスタッフで造成中の庭でも、 食害防止の柵を施している。地中20cmほどの深さまで刺さっている
 冬の間は野生動物も食料が乏しいため、庭の植物を食べたりすることがよくあります。 私がガーデナーを務めているイコロの森でも鹿による球根の食害があったり、 ほかにも野ウサギによるチューリップの食害などがあります。

 対策として私たちが実際に行っている方法をご紹介します。 といってもいたってシンプルな方法です。 秋の終盤、庭を片付ける頃に、食害されたくない部分を囲うように半透明の波板を挿します。 下は地下20cmほどの深さまで挿すことで土中から侵入する野ねずみを防除し、 地上は40cmほどの高さまで立てることで上からの侵入を防ぎます。 もしよろしければお試しください。
(北村真弓)
 
 
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