トップページ > 花の育て方Q&A  >  バックナンバー > チェリーセージの越冬、挿し木がうまくいかない

花の育て方Q&A

 

カタログを見ながら2010年の花について考える時期。 でも2009年のトラブルや心配は解決していますか? 北海道の花の専門家が、皆さんの質問にお答えします。

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P115参照)

狩野亜砂乃
ハーブコーディネーター、ハーブ料理講師
北村真弓
苫小牧の「イコロの森」ガーデナー
走川貴美
AMAサポーターズ倶楽部代表。ガーデンデザイナー
明道進
札幌を中心に8店舗を展開する「明道香風園」会長

1-2月号

P106〜107掲載

 

 
  チェリーセージは寒さに弱いと聞いていますが、 どのように冬越しをすればよいでしょうか。
小樽市 M.Kさん

 チェリーセージは道南などの暖かい地方であれば、しっかりマルチングをして刈り込めば越冬するようです。 しかしそれ以外の地域では、基本的には室内で越冬させるのが安心です。 鉢上げして半分くらい刈り込みます。 できれば室内の寒い場所(凍らない程度)で保管しておきましょう(株が休眠して徒長もしません)。 暗い場所でも大丈夫です。 時々は鉢土を触って、乾いていないかをチェックしておきましょう。

 暖かい部屋だと春までの間に頼りない枝(徒長枝)が伸びてくるので、下から1節を残してどんどんカットしましょう。 枝数が増えます。また暖かい部屋ではコナジラミが付きやすいので注意が必要です。 また芽吹きが遅いので、春になってからも枯れたような姿をしており、 ダメになってしまったと思って処分してしまう人も多いのですが、5月下旬すぎから新芽がどんどん出てきます。 気長に待って大株をたのしみましょう。
(狩野亜砂乃)
 
 

 
  冬に挿し木をしますが、うまくいきません。
札幌市南区 S.Jさん

さし木
さし木はよく日の当たる、気温の低い場所に。籐のカゴなどに入れると、見た目もすっきり
 耐寒性の乏しい植物を室内で冬越しさせたいときや、お友達から株を増やして欲しいと頼まれたとき、 草姿の乱れた株を仕立て直したいときは、挿し木が有効です。
 水に入れて根が出たのを確認してから土に植えてもよいですし、清潔な土に挿すのもよいでしょう。 前者は根が伸びてから清潔な土に植えます。 後者の場合は私は鹿沼土を使用しています。 ただし途中で根が伸びたかどうか、抜いてチェックするのは避けましょう。 抜いて入れる度に根を傷めてしまいます。 その後、株が大きくなったら培養土に植え替え、薄い液肥で肥料を与えます。 株が大きくなるごとに大きな鉢に植えかえていきます。

 でも冬の挿し木は、特に北海道の場合日差しが弱いので少し注意が必要です。 まず挿して1週間くらいは半日陰で管理します。 根が伸び、芽が動き出してからは光合成をさせるため、日差しのある場所に移動します。 しかし暖かい場所では徒長(間伸び)の心配があります(茎や葉の色が薄くひょろひょろとした感じです)。 このまま伸ばすと細長くて不格好なだけでなく、軟弱で病害虫に弱い株になってしまいます。 日当たりがよく気温の低いところで管理しましょう。

 また伸びた茎は途中で切り戻します。 茎を切るとその下から枝分かれして、株にボリュームが出ます。 その後も徒長するかもしれませんが、その場合は再度切り戻します。 春にはボリュームいっぱいの株になることでしょう。
(走川貴美)
 
 
Back Numberはこちら