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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P123参照)

加藤弘規
帯広市の樹木ナーサリー「真鍋庭園」課長
狩野亜砂乃
ハーブ教室などの講師を務めるハーブコーディネーター
走川貴美
ガーデニング教室講師、AMAサポーターズ倶楽部代表
明道 進
札幌市を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

7-8月号

P110〜112掲載

 

 
  春咲きの球根が終わった後は、葉だけが残って殺風景なのですが、何かよい方法はないでしょうか。
苫小牧市 R.Nさん

春咲きの球根
大型の球根類は葉が枯れ始めたら掘り上げる
 チューリップ、クロッカス、スイセンなど春に咲く球根類は確かに花後はあまり見るものはありません。そのため、できれば秋に植える時点から春の花期を想定して、次に咲く球根や草花を一緒に植えておくことが必要です。チューリップなどの球根類はあまり根を広げないので、多少密植しても大丈夫です。球根も含めた春〜夏の草花の花期を考えて計画を立てておきましょう。
  なお、花後の球根類は花茎は根元から切除してもかまいませんが、葉は残しておきます。今後光合成をして球根を充実させるために必要になるからです。そして夏には役目を終えて枯れるので、黄色く変色したら葉を取り除いてかまいません。できればチューリップは掘り上げておきましょう。
(明道進)
 
 

 
  シャコバサボテンの花芽が大きくなる前に落ちます。
札幌市西区 Y.Nさん

 シャコバサボテンはわりと丈夫な植物なので、本来、多少のことではトラブルが発生しない植物です。お手紙では明るい室内で温度は20℃くらいとのことでしたので、光量、温度ともに問題はないようです。そのため、おそらく水やりが多すぎるのではないかと想像します。一般に鉢植えの植物は土の表面が乾いたら水をたっぷり与えるのが基本ですが、シャコバサボテンはやや乾燥気味にする方がよいでしょう。土が乾いてから3〜4日経った頃に与えるのが適当です。ただしあまり長めに間隔を開けると葉がしなびてきます。
  ちなみに花が咲いた後、茎を1節もいでやるとそこから分枝してまた花を楽しむことができます。
  茎は長く伸びるとだらしなく垂れてくるので、4〜5節残して切除するとよいでしょう。この場合すぐには咲きませんが、翌年よい花が咲きます。
(明道進)
 
 

 
  ダリア掘り上げて越冬させましたが春には芽が出ず、土中で腐っていました。
小樽市 K.Yさん

ダリア
ダリアはメキシコ原産で、湿度が低く寒暖差の大きい北海道には適した花
 ダリアの越冬は意外にとても難しいですね。秋に霜が降りた頃、球根を掘り上げたら、1〜2週間ほど天日干しにするとよいでしょう。この時、触って軟らかいものは完熟していないのであきらめます。
  保存は土の中ではなく、おがくずなどで包みます。これを凍らない程度に寒い部屋の中で保管しておくとよいでしょう。
  植えつけは十分に地温が上がる5月中旬以降がおすすめ。あらかじめ室内で鉢植えにして芽を出したものを移植してもよいでしょう。花期は夏から、秋遅くまで楽しめます。品種改良も盛んで花色も花形も多種多様です。
(明道進)
 
 

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