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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P123参照)

加藤弘規
帯広市の樹木ナーサリー「真鍋庭園」課長
狩野亜砂乃
ハーブ教室などの講師を務めるハーブコーディネーター
西巻 浩
安平町で植物を生産する「サックルズファーム」所属
明道 進
札幌市を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

5-6月号

P110〜112掲載

 

 
  ボリジをタネから育てたいのですが、移植を嫌うと聞きました。どのように育てればよいでしょうか。
宮城県 M.Oさん

ボリジ
ボリジは丈夫なハーブ。タネは黒ゴマをまんまるにした形状
 タネまきの時期は春か秋が最適で、土をかけて適度に湿らせておけば、容易に発芽してくれます。移植を嫌うので直播きがベストですが、ビニールポットに数個まいて発芽したら間引きをし、葉が数枚出た時点で根土を崩さないように植えてもよいでしょう。土質はそれほど気にしなくても大丈夫ですが、どちらかといえば火山灰質より、水持ちのよい粘土質の方を好むようです。我が家では車庫裏の砂利を敷いた場所でこぼれダネから勝手に育っています。
  涼しげな星型の花はデザートや砂糖菓子にするとその魅力を発揮します。
  トマトのコンパニオンプランツで、コンポストへ利用してもミネラルを補給してくれます。
(狩野亜砂乃)
 
 

 
  パイナップルを食べた後の葉を植えたら小さな芽が出てきました。今後どうすればよいでしょうか。
札幌市手稲区 Y.Hさん

 パイナップルは上の冠芽を水に挿しておくと根が出てきます。それを土に植えると簡単に成長します。
  すでに芽が出ているなら、特に問題はありません。日の当たる場所に置いてあげましょう。水やりはほかの鉢花に比べて回数は少なくても大丈夫。本州では何年かすると花が咲いて小さなパイナップルが出てくるようですが、北海道では温度が足りないため難しいかもしれません。私の場合、花は諦めて観葉植物として楽しんでいます。
  ほかにも南国の果物は容易に芽が出ます。アボカドは水に1カ月ほどつけておくと割れ目ができるので、その状態になったら土に植えると芽が出ます。マンゴーもタネを割って、中の白い部分を植えると芽が出ます。パパイアは小さなタネをそのまま植えるとほぼ100%の発芽率で芽が出て、かわいい星形の葉を楽しめます。ただしいずれも花まで咲かせるのは難しいので、観葉植物として考えた方がよさそうです。
(明道進)
 
 

 
  本州の実家に帰るとキンモクセイのよい香りがします。北海道で育てるのは難しいのでしょうか。
札幌市北区 A.Kさん

 私も本州に住んでいた時にキンモクセイの香りには驚かされました。中国原産の常緑広葉樹でその芳香の強さから三香木の一つにも入っています(ほか2つはジンチョウゲとクチナシ)。残念ながら植栽可能なのは東北南部あたりまでのようです。しかしキンモクセイは成木でも4〜5mと、大木になる樹種ではないので鉢植えで育ててみてはいかがでしょう。園芸店で購入するのもよいですが、せっかくなのでご実家で剪定した枝を挿し木して苗木をつくるのもよいのではないでしょうか。赤玉土や鹿沼土にピートモスを3割ほど混ぜた物を深めの植木鉢に10cm程入れ、春の芽吹き前に切った前年枝か夏に固まった新枝を挿します。水を充分与えてから鉢の上をビニールかラップで閉じ、15℃以上保てる半日陰で管理します。1カ月ほどして鉢底から発根が確認できたらビニールを徐々に外します。
(加藤弘規)
 
 

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