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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P123参照)

梅木あゆみ
ガーデンデザイナー。月形町「コテージガーデン」代表取締役
加藤弘規
帯広市の樹木ナーサリー「真鍋庭園」課長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長
湯澤啓
札幌市南区の山野草のナーサリー「湯沢園芸」代表取締役

3-4月号

P116〜118掲載

 

 
  キョウチクトウの花が咲きません。葉に白くベタベタしたものも付いています。
札幌市豊平区 M.Kさん

 キョウチクトウはインド原産で、本来高さ4〜5m程になる花木。本州では地植えできますが、道内では鉢植えとして楽しみます。
  強剪定をしても、その年に伸びた枝に花を咲かせることができます。咲かないのは生育環境が悪いためでしょう。生育は旺盛ですので鉢植えは少し大きめにしておき、花木用の施肥も忘れずに与えます。順調な生育には日照と温度が必要ですので、夏でも気温が低い場合は室内の日当たりのよい場所に取り込んであげます。耐寒性に乏しいので、もちろん冬の北海道では必ず室内に。やはり日当たりのよい場所が必要です。
  白い雪のようなものは、もし飛ばないのであればカイガラムシでしょう。潰してしまうか、殺虫剤で早急に駆除します。ベタベタしているのは虫の排泄物ですので、そこからすす病が発生する前に洗い流してしまいましょう。
(加藤弘規)
 
 

 
  ナツツバキの幹が一部黒くなっています。
札幌市清田区 J.Kさん

石灰硫黄合剤
石灰硫黄合剤は果樹をはじめ、花木やバラなどにも有効
 黒くなっているのはおそらくすす病と思われます。アブラムシやカイガラムシなどの排泄物に付きやすく、黒くなった部分の上方を確認すると、ほぼ虫が発生しています。
  毎年春に石灰硫黄合剤を塗布されているとのことなので、これがすす病に限らず多くの病気や虫卵の防除にもなっており、被害が拡散することはないと思います。しかし、冬芽も含め全体に塗布しておくことを忘れずに。また、混植の場合は隣の木からも影響を受けますので、庭全体の防除もお忘れなく。黒くなった部分は布や縄などで磨いてあげると良いでしょう。
(加藤弘規)
 
 

 
  手をつけていない庭があり、日光は夕方1時間ほど当たる程度。今後どのようにすればよいでしょうか。
札幌市清田区 A.Kさん

 庭は土づくりが第一です。ぜひ、手間ひまを惜しまず、腐植(腐葉土など)をたっぷり入れてください。
  植物は庭のポイントとして、耐陰性の強い、ノリウツギ、ミナヅキ、アナベルなどアジサイの仲間はいかがでしょうか。ほかにガマズミ、カンボク、オオカメノキなども耐陰性が強い木です。マユミ、ツリバナなどは、秋には小さな実も楽しめます。どれも地味な木ですが、味わい深いものばかりです。派手なイメージの木はやはり日の光を必要とするものが多いですね。
  宿根草で耐陰性が強くて花が楽しめて、庭を形づくってくれる大型のものといえば、ジギタリス、ユリ、アスチルベの大株になる種類などでしょうか。
  屋根からまとまって雪が落ちてくるなど、雪折れの心配がないのなら、まずは木を植えたほうがよいと思います。
(梅木あゆみ)
 
 

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