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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P123参照)

大森康雄
広尾町「大森農場カントリーガーデン」代表。
加藤弘規
帯広市の樹木ナーサリー「真鍋庭園」係長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

1-2月号

P102〜104掲載

 

 
  通販で本州から購入した宿根草の苗が秋遅くに届きました。ポットのまま戸外で雪の下で越冬させてよいでしょうか。
石狩郡当別町 T.Fさん

 品種はエキナセア、デンディキュラータ、ペンステモン、スカビオサなどということなので、本来ならお住まいの場所で越冬可能な種類ではあります。しかし本州で苗がどの程度の寒さに当たっているかで、方法が違ってきます。すでに5℃以下の気温に4〜5回当たっていればそのまま雪の下にし、極端な寒風に当たらなければよいと思います。
  それ以下の回数の場合、あるいは苗がどの程度寒さに当たっているか分からない場合は、徐々に寒さに慣らす作業が必要になります。苗の状態にもよりますが1カ月程度かけて屋外で5℃以下の温度で耐えられるように慣らしてから雪の下にします。この作業が難しければ、凍らない程度の低温の場所で越冬させます。暖かい部屋ではいけません。また日光はさほど必要ありませんが、鉢土が完全に乾かないよう、時折水を与えましょう。
(大森康雄)
 
 

 
  サボテンの色が悪く根元から枯れてしまいます。
札幌市清田区 A.Kさん

サボテン
サボテン類はバラエティ豊か。寄せ植えにしても面白い
 原因はいろいろ考えられますが、まず疑われるのは、水やりです。サボテンは水の与えすぎで根が腐ることがよくあります。用土は砂地で十分で、黒土などはかえって生育には不向きです。「こんなに水はけがよすぎて大丈夫なんだろうか」というくらいでちょうどよいでしょう。肥料もほとんど不要。数カ月か半年に1度程度でも大丈夫です。ただし、日光だけは十分に当てましょう。
  株が大きくなれば水も肥料も絶つようにすると、花が咲きます。忘れた頃に咲いてくれるのも、サボテンの面白いところです。ちなみに私の所では、今年ゲッカビジンが4輪の花を咲かせてくれました。
(明道進)
 
 

 
  昨年、幸福の木に花が咲きました。もう一度見るにはどのようにすればよいでしょうか。
苫小牧市 E.Cさん

幸福の木
カラテアの株元に咲いた花。白く清楚な雰囲気
 幸福の木というのはドラセナ・フラグランスという樹木の枝や幹を輪切りにしてそのまま土に挿したもので、そこから発根し、葉を広げているのです。おそらく開花したのは、樹木であったときの養分を使っているのだと思います。開花にはかなりエネルギーを使うので、もう一度花を見るためには最低でも2〜3年かかるでしょう。ずっと室内の暗い場所に置いておくよりも、夏は戸外の半日陰の場所で管理するなど、光合成もさせて栄養をつくる必要があります。
  しかし観葉植物の花は思いがけないプレゼントのようなもので、咲く姿も面白いものです。カラテアなどは毎年地際に花が見られますし、お馴染みのオリヅルランもかわいい白い花を咲かせます。
(明道進)
 
 

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