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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順。全て詳細本誌P123参照)

加藤弘規
帯広市の樹木ナーサリー「真鍋庭園」係長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

11-12月号

P113〜115掲載

 

 
  ノリウツギのライムライトですが、いつ頃剪定したらよいでしょうか。
幕別町 Y.Hさん

 ライムライトはノリウツギ(Hydrangea paniculata)の園芸品種で’ミナヅキ‘のように装飾花が20〜30cmの円錐形になり、咲き始めは文字通りライム色です。花色はその後白色に変化していきますが、色変わりの美しさもこの品種の味と言えるでしょう。
  難点は花序が大きいために雨が降ったり強風が吹いたりすると株元から倒伏したり、途中から茎折れしたりすることです。しかし株が古くなってくると枝が太くしっかりとしてきますので、こうなるとあまり倒れないはずです。心配なら念のため花芽が膨らんできたら支柱をしてあげるとよいでしょう。
  剪定は花後から春までいつでも可能です。しかし枝数が増えると花が小さくなりますので、花を大きくしたい場合は地際近くまで強剪定しても構いません。
(加藤弘規)
 
 

 
  ブッドレアの挿し木苗を植えました。大きくしたくないのですが、どのように剪定すればよいでしょう。
伊達市 K.Yさん

ブッドレア
ブッドレアは中国原産の花木から改良された園芸樹
 ブッドレアはバタフライブッシュとも呼ばれ、蝶を呼ぶ芳香のある花を夏に咲かせます。日当たりと水はけのよい場所を好み、1年間に1m近く伸びるほど生育が旺盛です。本来は株元から何本も枝が伸びて、放任すると5m程の大きな株になるのですが、小さく育てるのならば花後の切戻しと春芽吹き前の枝整理は欠かせません。花は当年枝に咲くので、株の立ち本数を少なくして枝も短く切り戻し、すっきりさせておきます。枝数を制限する事で花穂がより大きくなります。また花後の切戻し時の枝を葉を数枚つけて挿木しておくと、容易に苗をつくることもできます。
(加藤弘規)
 
 

 
  ジューンベリーの株元から出るひこばえのようなものは、春に挿し木用にできるでしょうか。
帯広市 K.Mさん

以前の「ジューンベリー」と言えばアメリカザイフリボク(Amelanchier canadensis)だけの呼び名でしたが、この頃は同じザイフリボク属のハンノキバザイフリボク(Amelanchier alnifolia)などもジューンベリーとして流通しています。全て合わせると国内だけでも10数種あるようです。種類が違うので繁殖方法も全て同じではありません。流通している苗を見ても実生、挿木、取り木、接ぎ木と様々です。お持ちのジューンベリーが実生や挿木、取り木苗であればそのまま挿し木に使えるのですが、接ぎ木苗の場合、ひこばえは台木から発生しているものかもしれません。
  ジューンベリーを含めた落葉樹の挿し木には、春の芽吹き前の春挿しと夏に葉をつけて行う夏挿しがあります。夏挿しを好む樹種もありますが、作業性を考えると春の方が楽です。ぜひチャレンジしてください。
(加藤弘規)