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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大野基志
音更町のローズナーサリー「大野農園」代表
加藤弘規
帯広の樹木庭園「真鍋庭園」係長
走川貴美
札幌市でイングリッシュガーデン講座を主催。AMAサポーターズ倶楽部代表
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

5-6月号

P117〜119掲載

 

 
  黒い花 のガーデンをつくりたいのですが、何に注意したらよいでしょうか。
札幌市北区 M.Yさん

  黒い花自体が少ないので、実際にブラックガーデンと名のついた庭を見たことはありませんが、実は私も今、新しい庭で黒い花を使った植栽を考えているので、それをお話ししましょう。
  まず花が黒いものと、葉が黒いものを合わせます。花は花期がずれているものどうしを合わせること。例えば黒いチューリップの後にブラックマローが咲くなど。背の高さも重要で、高、中、低、とバラエティ豊富に揃えることを考えます。黒い葉のものは銅葉まで含めれば結構あるので、葉の形をよく見極めて、変化に富むようにします。ダリアの黒葉の品種など面白いものも園芸店で多く見られるようになりました。樹木も銅葉のものを植えるとよいでしょう。例えばスモークツリーなどどうでしょうか。     
(走川貴美)
 
 

 
  キョウチクトウのつぼみがつくが、花が咲かずに落ちてしまう
常呂郡佐呂間町 K.Fさん

 キョウチクトウは暑さに強く、本州では夏に咲いてくれる貴重な花木です。ただし耐寒性はあまり強くないので北海道では鉢植えで育てるのが普通です。
  さて、お持ちの鉢は日当たりと温度が充分足りているでしょうか? キョウチクトウは気温の上昇とともに新芽が伸びだし、充実した枝先に花芽をつけます。そのまま気温が高ければ開花になるのですが、気温が低かったり日照が足りなかったりすると花が咲かずに終ってしまいます。道内でも夏の気温の低い土地では室内に持ち込み、日当たりのよい場所で管理するのがよいでしょう。
  また本来乾燥にも強い樹種ですが、鉢植えの場合は水切れを起こしやすいため、花芽に影響が出ることもあります。水をじゃぶじゃぶ与える必要はありませんが、鉢土が乾燥しないよう注意しましょう。
(加藤弘規)
 
 

 
  春に咲く球根は植えっぱなしでよいのでしょうか。
河西郡芽室町 T.Kさん

  秋植え球根は春の花が終わっても葉が残っていると思います。光合成をして栄養分をつくり、来年のために球根を太らせなければいけません。それを補助するために、肥料を与えます。固形の化成肥料を周囲にまいたり、2週間に1回ほど液肥を与えるとよいでしょう。
  その後夏が近づくと自然に葉が枯れて休眠します。これは原種の多くが地中海沿岸や西アジアなど、夏には乾燥する地域に自生するためです。葉がなければ養分もつくらないので、そうなると掘り上げます。保管場所は暗くて風通しのよい場所が最適。擬似的に原産地の休眠期と似た状態にするわけです。
  掘り上げなくてもまた来年も咲くのですが、チューリップなどは子株ができて1カ所にたくさんの株が集まってしまいます。土壌の養分を取り合うことになるので、一度掘り上げ、植え直す時に分散させた方がよいと思います。
(明道進)
 
 

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