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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

加藤弘規
帯広の樹木庭園「真鍋庭園」係長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

11-12月号

P112〜113掲載

 

 
  ジューンベリーのシュートは何本残すのがベストでしょうか。また別のジューンベリーはシュートを出さないのですが。
札幌市豊平区 M.Mさん

 実は「ジューンベリー」と呼ばれて流通しているものには種類がいくつかあります。カナデンシスと呼ばれるもの(最初にジューンベリーとして流通)、アルフォーリアの品種(サスカトーンベリーとも呼ばれ、オベリスク、チーセン、ネルソンなど品種多数)、グランディフローラの品種(ロビンヒルやオータムブリリアンスなど)、ラマルキー(欧米では広く流通)、ラエビス(大輪多花性種)。どの種類も甘みの強い赤や黒や紫の実をつけますが、株立ち性のものと高木性のものがあり、苗木の生産方法も実生苗、挿し木苗、接ぎ木苗といろいろ。種類と生産方法によってシュートが出やすかったり出にくかったり、また出たシュートが台木からであれば切除しなければならなかったりと、対処方法も異なります。だからまずは種類の確認が必要です。購入時のラベルがなければ図鑑などで調べてみてください。     
(加藤弘規)
 
 

 
  10年前からある「幸福の木」が葉ばかり育って、木の部分が伸びません。
札幌市南区 M.Gさん

「幸福の木」はリュウゼツラン科のドラセナ・フラグランスの園芸品種です。アフリカ原産で、本来は高さが数mになる樹木です。実は一般的に観葉植物として売られている「幸福の木」は、この幹を切って土に挿したものなのです。そこから根と葉が出た状態になったものが販売されているわけです。細い枝ではなく幹なので、どれだけ完全な管理をしても、この部分はこれ以上大きくなりません。残念ですが、ただ葉を出すだけになります。
  もし大きなドラセナ・フラグランスを育てたいなら、今お持ちの株から出ている新芽を使って挿し芽します。これはきちんと大きくなります。ただいつかは一般のお宅では天井につかえてしまいますが。ちなみに長年経った「幸福の木」は花が咲くこともあるらしいので、それを期待するのも楽しそうです。 
(明道進)
 
 

 
  ニューギニアインパチェンスを毎年春に買います。が、しばらくするとハダニがついて駄目になってしまいます。
天塩郡遠別町 N.Yさん

  ハダニは水を嫌います。防除にはキリフキなどで定期的に葉裏に水をかけるのが有効です。ただの水ではなく、木酢液をかけると皿によいと思います。また時折浴室に持ち込んで、シャワーをかけてあげるのもよいでしょう。
  もっともよい予防策は、株を健康に育てること。特に冬の室内は日照が少なく、温度は高いので、株が徒長しやすい難点があります。徒長するとその部分が軟弱になり、病害虫の被害を受けやすくなります。また乾燥も大敵なので、洗濯物を干すなど、生活湿度を少しでも上げることは、人間の健康にも植物の健康にも有効です。
(明道進)
 
 

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