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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大森康雄
広尾町「大森農場カントリーガーデン」代表
加藤弘規
帯広の樹木庭園「真鍋庭園」係長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長
湯澤啓
札幌市南区の山野草ナーサリー「湯沢園芸」代表取締役

9-10月号

P126〜128掲載

 

 
  ハクロニシキですが、枝が暴れています。少しこんもりとさせたいのですが、どのように剪定すればよいでしょうか。
滝川市 Y.Sさん

ハクロニシキ
赤身を帯びたり班が入ったりするなど、ハクロニシキの葉は美しい。成長度合いや日照によっても色合いは変わってくる
 ハクロニシキはイヌコリヤナギの斑入り種です。本来は5〜6m程になる樹種ですから、勢いがつくと大伸びしてしまいます。だから毎年春には、前年枝の基部に3芽程度残して全体を刈り込む必要があります。また同時に定期的な根切りと太くなった古枝の地際からの切除で若枝に更新する必要があります。根切りとは枝先の真下あたりを掘り、出て来た根をスコップなどで切ること(もちろんまた埋め戻します)。植物の生育を制限したり、移植しやすいように根の範囲をコンパクトにできます。時期的には春に行い、作業後はたっぷり水を与えます。
(明道 進)
 
 

 
  ブルーベリーの冬囲いの仕方を教えてください。昨年は棒を立てて縛りましたが、実がつかずにいます。
旭川市 N.Oさん

  まず考えられるのは、冬期間の芽先枯れです。それを防ぐためには、冬はコモ巻きをする必要があるでしょう。また冬期間の芽先枯れは低温と風などによる乾燥が原因なので、植え場所を変えるだけも状況は変わります。もし移植するなら、秋はじめか春に行います。
  また、花が咲いたのに実がならなかったとなると、開花時期の天候が悪かったせいで交配してくれる虫があまりいなかったためか、あるいは1品種のみ植栽していたために実止まりが悪かったことが考えられます。ブルーベリーは自家結実性はありますが、やはりほかの品種もあった方が実りは多くなります。
  そもそも花が咲かなかったとしたら、原因は栄養状態が悪くて前年枝に花芽をもたなかったか、花芽分化後に剪定したためと考えられます。花後1カ月以内に翌年の花芽が形成されるので、その後に剪定すると、花は咲きません。
(加藤弘規)
 
 

 
  シンパクの剪定方法を教えてください。根本は曲がった状態で、今年春に短く刈り込んだら、今年は伸びが悪いようです。
札幌市厚別区 M.Kさん

  針葉樹の強剪定は気をつけないと樹勢を落としたり、場合によっては枯死させる事があります。葉は栄養を使う一方で栄養をつくっていますので、常緑樹の場合は強剪定が必要な場合でも、特にバランスを考えて全体の3分の1の量を減らすぐらいにしておきます。
  シンパクはヒノキ科の針葉樹で、盆栽などでおなじみです。本来、枝が水平から盃形に伸びる木です。生長が遅いためこまめな剪定は必要なく、一度形を決めてしまえば新芽をこまめに指でつまんでおくだけで維持ができます。そのため昔から盆栽や庭木などでは人気の樹木です。剪定などでハサミを使うことも滅多にありません。また古い木になると特に下葉が薄くなったり下枝が枯れたりします。どうしても上部の方が優位になるので、意識して上部を多めにつまんでおくと下枝にも栄養が回り、バランスが保てるようになります。
(加藤弘規)
 
 

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