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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大森康雄
広尾町「大森農場カントリーガーデン」代表
加藤弘規
帯広の樹木庭園「真鍋庭園」係長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

7-8月号

P125〜127掲載

 

 
  高さ2.5m、広さ8畳以上のフジ棚がありますが、花が綺麗に下がってくれません。
岩見沢市 女性

フジ棚
フジのツルは生育旺盛。ほかの木にもどんどん巻きついて伸びていく
 フジは樹勢が強く、放植すると一面ツルだらけになり、ほかの木にまで影響を及ぼすほどです。また、葉が茂りすぎると花に栄養が回らず、花房が小さくなったりするので、必ず剪定をしてください。
  夏になるとツルが伸びて鬱蒼としますが、この時期に切ってよいのは胴吹きしたツルと、伸びすぎたツルの先端部だけで、本格的に剪定するのは落葉後です。
  花芽は夏から秋にかけてできるので、落葉後はこれを残すように剪定すれば、花は減らすことなく、葉を減らすことができます。花芽は葉芽に比べて大きくふっくらとしており、剪定の際にはその花芽の先に葉芽を2つほど残して切り詰めるようにしましょう。
(加藤弘規)
 
 

 
  シャクナゲの新芽が上の方にばかり出ます。下の方にも葉を出させるにはどうしたらよいでしょうか。また、枝がすす病になっています。
札幌市 女性

  下から新しい枝を出させるのは難しいかもしれません。若い木であれば枝を摘んで分枝を促し、広げることができますが、大きくなってからではもう難しいと思います。
  ただ、綺麗に咲かせるために花がらは早めに摘むことを心がけるとよいでしょう。私の場合、満開の直後に摘んでいます。花をつけたままにしておくと、翌年の花があまり綺麗に咲かないようです。
  また、すす病が出ているとのことですが、薬剤を散布するのがよいでしょう。薬を使わないなら葉を綺麗に拭くという方法もありますが、枚数が多いとそれもままならないかもしれません。
  札幌であれば越冬の際に、雪で枝が折れることがあります。そのため、私は小枝を絞るようにまとめて大枝に結わえています。
(明道進)
 
 

 
  オニグミが、毎年花はいっぱいつけるのですが、実は数個しかつきません。
札幌市北区 女性

オニグミ
グミの花はあまり目立たないが、実は夏頃から赤く染まる
  おそらくまだ木が十分に生長していないのだと思います。もう数年お待ちになってみてはいかがでしょうか。成木になるとびっしり実がなります。
  札幌郊外には野生のグミが生息しており、無理なく育てられる木の1つです。日が十分当たる場所に植えつければ、特に肥料がなくても生長します。また病害虫もあまりつきません。
  ただ、難点は枝が乱れやすいところ。混み入ってきたら、ある程度整理しましょう。実のなった頃に、枝を抜くようにつけ根から切除します。実はやや苦いので、食用よりも観賞用に向きます。切った枝を実のついたまま飾るのもよいと思います。
(明道進)
 
 

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