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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大森康雄
広尾町「大森農場カントリーガーデン」代表
加藤弘規
帯広の樹木庭園「真鍋庭園」係長
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長

7-8月号

P125〜127掲載

 

 
  5年目になるモモの木があります。花が咲いて実もなりますが、食べられるような実は1つか2つです。
空知郡中富良野町 女性

 

 モモは枝の伸びる勢いが強く、葉も多く茂ります。あまり茂ると樹冠内部の日当たりや風通しが悪くなり、生育が悪くなるだけでなく、病害虫の被害も受けやすくなります。そのため、枝を抜くように剪定をします。
  またモモの枝は新しいうちは多く実をつけるのですが、古くなると実つきが悪くなります。だいたい3年ほど収穫した枝は切除し、若い枝に栄養が集中するようにしてあげるとよいでしょう。
  たくさんなったからと実を残しすぎると、小さくて甘みのうすい実ばかりになるので、摘果(果実を間引くこと)も必要です。1本の枝の上には、だいたい20cm間隔で1つの実がなるようにしましょう。ちなみに摘果はモモだけでなく、リンゴやナシなどにも有効なので試してみてください。
  とにかく木が健康に育つように配慮したうえで、収穫を欲張らないように手入れをすると、1つひとつの実が充実して美味しくなります。

(加藤弘規)
 
 

 
  ヤマボウシが2mほどの高さになりましたが、花が全く咲きません。
千歳市 女性

ヤマボウシ
ヤマボウシはミズキ科の木。ハナミズキと異なり、葉のある状態で花が咲く
 

 木も若いうちは生長を優先するので、花はその勢いが落ち着いてからになります。その意味では、同じヤマボウシでも実生から育てた木が2mになったものと、接ぎ木から育てて2mになったものとでは状況が異なります。接ぎ木苗だと1mにならなくてもたくさんの花を咲かせるでしょうし、実生だと3mになっても咲かないものもあります。実生苗は、生長のための時間と栄養をより多く必要とするので、もう少し気長に様子を見てあげてください。

(加藤弘規)
 
 

 
  プンゲンストウヒを植えて冬を越しました。春になってみると、銀色だった葉色が緑に変わっていました。
札幌市豊平区 女性

ブンゲンストウヒ
プンゲンストウヒ‘モヘミー’の葉先は灰色を帯びた緑だが、内側の古い部分は濃緑色
 プンゲンストウヒの銀白色はブドウの実の表面が白っぽいのと同じで、天然のワックスがついているだけです。雨が降っても雪が降っても落ちていきますし、手でこすっても落ちます。銀白色は年々落ちていきますが、新芽はまた新鮮な銀白色を伴って出てきます。新芽の出る前の春先は最も色のさえない時期ですが、夏にはきっと見事な色になっていると思います。

(加藤弘規)
 
 

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