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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大森康雄
広尾町「大森農場カントリーガーデン」代表
明道進
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店「明道香風園」会長
川原元信
岩見沢市「川原花木園」代表

5-6月号

P113〜115掲載

 

 
  木の根が花畑の方まで張りだしてきています。1〜1.5mくらいは花を植えても状態が芳しくありません。
石狩郡当別町 女性

 樹種や大きさが分からないので、正確なことは分かりませんが、木は地上部分を伸び放題にしておくと、それに伴って根もますますはびこっていきます。しかし、花畑の花の状態がよくない原因が、直接木の根にあるのかは分かりません。まずは木陰による日照不足など、ほかの原因を探ってみることをおすすめします。例えば日照不足であれば、木陰に合った半日陰や日陰向きの植物と植え替えるなどの対策が考えられます。
  花畑に伸びている根しか原因が考えられないのであれば、大木の根の一部を切り詰めた後、幹や枝を切りつめたり枝を間引いて形を整えたりすることで、日当たりを確保しつつ、根の発育を抑えることが必要になります。ただむやみやたらとできることではなく、樹種による剪定の方法や時期の違いなど専門的な知識が必要となります。お近くの造園業者さんにご相談することをおすすめします。

(川原元信)
 
 

 
  ペラルゴニウムの挿し芽の方法を教えてください。
札幌市厚別区 女性

  ペラルゴニウムの挿し芽は同属であるゼラニウムと同様で、あまり難しくありません。時期としても暖かくなる春〜初夏にかけては好機です。
  まず枝を先端から10cmほど切り、これを挿し穂にします。この時、大きな葉は水分をたくさん蒸散させるので、切り落とした方が無難。鉢皿などに水をためて挿し穂の切り口をつけて水を吸わせます。これを十分に湿らせた挿し木用土かバーミキュライトに挿します。湿度保持のためにビニール袋をかぶせてもよいですが、もうあまり暖房を使う時期ではないのでさほど心配はないでしょう。新しい芽が出て根も張っているようなら、培養土を入れた土に植え替えます。その後は一般の鉢花と同様の手入れでよいでしょう。
  私の場合、毎年夏は戸外に植えつけて大きく生長させ、秋になったら鉢上げして室内で管理します。その後伸びた枝は切り、それをまた挿し芽にして株を増やしたりもしています。
(明道進)
 
 

 
  タネから育てたアボカドを今後どのようにしたらよいのか、また何年くらいで結実するのか教えてください。
瀬棚郡今金町 女性

  アボカドは室内で2〜3mくらいは伸びますが、北海道では花が咲くまで大きくするのは難しく、結実することはないでしょう。観葉植物として楽しむことをおすすめします。伸びたら思い切って大きく剪定して横に枝を伸ばすようにします。
アボカドは果実を食べた後のタネを鉢に植えれば、かなり高い確率で芽が出ます。ほかにチェモリア、パパイヤなども簡単に発芽します。北海道は冬の室内が暖かく、南方の植物もたくさん楽しめます。
 苗からであればバナナも楽しめますが、生長したら新芽の上から水を与えるようにするとよいでしょう。大きくなる前に子株がいくつも発生するので、それを株分けして増やしてもよいと思います。ただしマンゴーはタネをすぐに植えず、割って中にある白い部分(これが本当のタネ)を植えます。これも実生からでは相当大きくならないと結実しないので、生産地でも接ぎ木で増やしているようです。

(明道進)
 
 

 
  サンセベリアが13枚の葉のうち2枚だけほかの2倍以上の長さになりました。
伊達市 女性

  サンセベリアの中央だけが伸びているのは、おそらく日照が少なく、徒長気味なためと思われます。サンセベリアは日照を好むので、よく日の当たる場所に置くことが大切。ただ台湾など暖かい土地では雑草化するほど丈夫な植物なので、大事にしすぎるのもよくありません。水やりは頻繁に行わず、鉢土の表面が乾いて3〜4日ほどしてからたっぷり与えるようにするとよいでしょう。
  ちなみにサンセベリアはリュウケツジュ科の植物で、アフリカや南アジアに自生します。増やす時には株分けか挿し木がよいでしょう。
(明道進)
 
 

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