トップページ > 花の育て方Q&A  >  バックナンバー > 春からの植物の手入れ

花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大森康雄
広尾町大森農場カントリーガーデン代表
加藤弘規
帯広市の「真鍋庭園」係長
明道香風園
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店
蝶野秀郷
花と緑のアドバイザー

3-4月号 春号

P95掲載

 

 
  タネからセンニチコウを育てるのですが、毎年うまくいきません。
(稚内市)

センニチコウ
センニチコウはヒユ科の植物。熱帯アメリカ原産で、暑さを好む
 札幌近郊であれば直まきでも大丈夫なのですが、稚内ということで、おそらく温度が足りないのではないかと思います。葉が3〜4cm幅くらいになるまでは家の中で育てた方がよいかもしれません。真夏の暑い時期に一番伸びるよう、夏までには戸外に出します。花はほかの地域よりも遅くなりますが、いったん戸外の環境に慣れれば赤やピンクの花を咲かせてくれることでしょう。
(明道香風園)
 
 

 
  春からの芝生の手入れ、肥料や目土の方法を教えてください。
(札幌市西区)

 雪解け後、芝生が乾いてきたら枯れ葉などを取り除き、芝生用の化成肥料をまきます。その後真夏の高温期を除いて1年で5回くらいまきます。肥料は固まって落ちると肥料やけを起こすので、均一にまくことが重要。
  土が踏み固められてかたくなっているなら、目土を入れます。芝草の生育の盛んな5〜6月と9月頃に、目土専用土を1回あたり3mm厚程度まきます。同時にローンスパイクなどで芝生面に穴を開けて空気の通りをよくしたり、水はけをよくしたりする作業を併用することがあります。これらは芝生をつくって初年目から行う必要はありません。
(蝶野秀郷)
 
 

 
  クリスマスローズの品種がたくさんあって、分け方がわかりません。
(札幌市西区)

オリエンタリス・ハイブリッド フェティダス
無茎種のオリエンタリス・ハイブリッド 有茎種のフェティダス
  クリスマスローズの原種は現在、大きく16種あります。これらを「性質と構造の違いで分類する方法」と、「茎の有無による分類の方法」とがあり、後者の方がより簡単な方法で、使用されることが多いようです。
    有茎種とは、茎を伸ばしてその頂点に小さめの花を多数つけるもの。例えばヘレボラス・アーグティフォリウスやフェティダス、リビダスなどがそうです。最初の2つは背が高いことも特徴の1つ。また無茎種は、花柄(かへい)を葉の基部から伸ばして1本の花柄に1〜2個の花をつけるもの。ヘレボラス・オリエンタリスやトルクアタス、チベタヌスなどがこれにあたります。また有茎種と無茎種、どちらにも該当しないのがヘレボラス・ノイガー(ニゲル)、ベシカリウスという分け方もあるようです。
  園芸店でよく見るクリスマスローズはヘレボラス・ハイブリダス(ハイブリッド)が多く、無茎種間の交雑種です。ヘレボラス・オリエンタリスと呼ばれることも多いですが、原種のオリエンタリスとは異なるもの。最近はそれと混同しないよう、交雑種はヘレボラス・ハイブリッドと言って、分けて呼ぶようになってきたようです。ハイブリダスは耐寒性もあり、花色、花の形や模様、一重や八重咲きなど多様。和風や洋風、ナチュラルや個性的にと、用途やデザインに合わせて気軽に楽しめるのが魅力です。
(大森康雄)
 
 

Back Numberはこちら