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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

大野基志
バラのナーサリー「大野農園」代表
加藤弘規
帯広市の「真鍋庭園」係長
明道香風園
札幌を中心に9店舗を展開する花卉店

1-2月号 新春号

P92掲載

 

 
  ナツツバキを植えたのですが、一度咲いただけで、その後花を咲かせません。
(札幌市南区)

ナツツバキ
ナツツバキはシャラノキとも呼ばれている。白い清楚な花で人気の花木
 要因として考えられるのは主に3つ。土壌が乾燥しすぎる、剪定が強すぎる、樹が若い、のいずれかと思います。
  植栽適地は木漏れ日が当たる程度の半日陰。ただあまり神経質に考える必要はなく、日なたでも土の乾燥に気をつければ大丈夫です。
  土壌については腐植質の多い弱酸性でやや湿り気のある状態を好みます。花芽は前年の短枝先につくので、秋以降、全体を切り詰める剪定を行うと、花芽まで落としてしまうことになるので、咲かなくなります。
  また樹が若ければ咲かないのは当然ですが、ご相談の木は5mとのことで、開花には十分生長しています。先の2点を検討してみてください。
(加藤弘規)
 
 

 
  アジサイが葉ばかり茂って花がほとんど咲きません。 
(網走郡津別町)

 アジサイにはいくつか種類があります。昔からのアジサイと呼ばれるもの、ガクアジサイ、ヤマアジサイなど、種類によって花芽の分化に差があります。
  いずれであっても前年に花芽が分化しているので、それ以降に剪定したり冬に凍害で枝枯れしたりすると咲かなくなります。昔からアジサイは切らないほうがよく咲くといわれていますが、大きくなれば切らないわけにもいかないでしょうから、花が咲き終わったら花の下2段分葉をつけて切り戻します。毎年花を見ようとすると、どうしても大きくなってしまうので、数年ごとに半分だけ株元近くの芽の上まで切り戻し、2年かけて小さくします。凍害の恐れがある場合は冬囲いをしっかりするか、株を掘り上げて寝かせます。
  ただし近年出回っているアナベルはアメリカアジサイの仲間で、当年枝(その年に伸びた枝)に花を咲かせます。先述のような心配はいりません。
(加藤弘規)
 
 

 
  ヒメコブシの枝を切ったら樹液が出て、その後黒く変色しました。
(伊達市)

 ご相談を読んだ限りでははっきりとしたことは言えないのですが、考えられることは2つあります。
 1つは樹液が単に酸化して黒ずんだ場合。これは特に気にする必要はありません。もう1つは葉裏にアブラムシが発生してその排泄物にすす病が発生した可能性。すす病の場合は殺菌剤を散布するのと同時に殺虫剤を使い、寄生した害虫を退治しなければなりません。
(加藤弘規)
 
 

 
  カシワバアジサイが、買った時以降咲かなくなりました。
(滝川市)

 カシワバアジサイは比較的丈夫な木ですが、一度咲いたら1年くらい休むことがあります。また剪定する場合は、花が終わってすぐに行います。夏後半に枝を切ると、翌年に咲くはずの花芽を落としてしまうからです。
  手入れについては特に行うべきことはありません。地植えであれば特に気をつけて水やりをする必要はなく、また肥料もやらなくてかまいません。
(明道香風園)
 
 

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