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花の育て方Q&A

 

回答者一覧 (50音順)

伊藤仁敏
「フラワーランドかみふらの」専務
大野基志
バラのナーサリー「大野農園」代表
大森康雄
大森農場カントリーガーデンオーナー
北海道ガーデンツリー倶楽部
庭木の愛好家団体
明道香風園
札幌を中心に9店舗を展開する花卉展

2006年冬号

P96掲載

 

 
  宿根草と土づくり
シュウメイギクが倒れやすく虫の害がひどいようです。考えられる原因は何でしょうか。
(石狩市)

シュウメイギク
シュウメイギクで花びらのように見えるのは、がく。同じキンポウゲ科のクリスマスローズや雪割草、フクジュソウなども同様
 丈夫に育っていないと思われるので、まず植え場所を確認しましょう。かんかん照りの日なたはシュウメイギクには向かない場所。株元へ常に直射日光が当たるのもよくありません。当然乾いた場所も不向きです。少なくとも大きく生長するのは難しいと思います。ある程度湿度が高い場所がよいでしょう。もし不利な条件の場所にあるのであれば、適切な場所に植え替えます。しかしすでに気温が下がっているので、来春に作業を行います。木陰など、半日陰の場所に移すとよいでしょう。その時に土には有機質を十分混ぜてあげます。
  丈夫に育てば自ずと虫の害も減ると思いますが、心配なら来春の植え替え時に、オルトラン粒剤を株元にまいておくとよいでしょう。
(大森康雄)
 
 

 
  宿根草と土づくり
キョウガノコが植えつけ3年後から花色も悪くすぐ枯れます。
(石狩市)

キョウガノコ
キョウガノコは丈夫で耐陰性のある宿根草。条件さえよければとてもよく増える
 ご質問の株は「午前中と夕方に日が当たる場所に植えられている」とのことで、これはキョウガノコには悪くない条件です。おそらく原因は植えっぱなしによるもだと思います。
  キョウガノコは丈夫な宿根草ですが、何年もそのままだと土の養分を使うので、勢いが悪くなります。数年に1度、植え替えをすることで元気のよい状態を維持できます。その際に、土には必ず堆肥や鶏ふんなどの有機質を混ぜます。量は土に対して2割もあれば十分です。
  ちなみにキョウガノコも先のシュウメイギク同様、一日中日が当たるのはよくありません。半日陰の場所が最適です。植えつけ時にはそのような場所を選びましょう。
(大森康雄)
 
 

 
  宿根草と土づくり
デルフィニウムがあまり育ちません。基本的な育て方を教えてください。
(上川郡東神楽町)

 デルフィニウムは日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。また土は有機質に富み、肥えていることが望ましいでしょう。デルフィニウムは丈が高くなるものと、そうでないタイプがありますが、特に前者は肥料が必要です。
  また2〜3年に1度は植え替えを行います。あるいは株分けでももちろんかまいませんが、植える場所は変えた方がよいでしょう。また風通しをできるだけ維持するために、庭の隅やフェンスのそばなどは避けます。
(大森康雄)
 
 

 
  宿根草と土づくり
土が粘土質でとても固いのですが。
(上富良野町)

 弊社の観光園も水はけが悪くて雨が降ると大変ぬかるみ、乾くとスコップが入らないほど固くなる土です。私どもでは土に牛ふん堆肥、腐葉土など有機物を毎年混ぜ込んでいます。
  一般家庭の庭であれば、まずは植え穴を深く、大きめに掘り、一番底に石や砂利を入れてください。土には砂を混ぜると土が固まりにくくなり、水はけがよくなります。もちろん有機物も混ぜます。軟らかくなって、植物に優しい土になることでしょう。
(伊藤仁敏)
 
 

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