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花の育て方Q&A

回答者一覧 (50音順)

大森康雄
大森農場カントリーガーデンオーナー
蝶野秀郷
花と緑のアドバイザー
北海道ガーデンツリー倶楽部
庭木の愛好家団体
明道香風園
札幌を中心に9店舗を展開する花卉展

2006年夏号

P95掲載

 

 
  基本的な手入れのおさらい
フクシアの手入れ方法を教えてください。
(江別市)

鉢植えの場合は、水やりは鉢土が乾いたらたっぷりと行います。また肥料は置肥に加えて、2週間に1回ほど液肥も与えるとよいでしょう。
 さらにフクシアは、切り戻しをすると枝が分かれて広がり、花をたくさん楽しめます。切る時はちょっとかわいそうな気もしますが、その方が結果的にフクシアの魅力を生かすことになるでしょう。
 また株が古くなると花つきが悪くなるので、挿し木で株を更新することをおすすめします。比較的容易に発根します。6月〜7月上旬に行うのがよいでしょう。ただし暑い時期は植物の活動が鈍るため避けた方が無難です。
(明道香風園)
 
 

 
  基本的な手入れのおさらい
ツルバギア・シルバーレースの葉が枯れましたが、株は回復するでしょうか。
(札幌市清田区)

ツルバギアは南アフリカ原産で、ユリ科の植物です。半耐寒性なので、北海道では戸外越冬は難しいかもしれません。ただ丈夫な植物なので、場合によっては寒さで葉が枯れているだけで、株自体は生きている可能性があります。土を掘ってみて、新芽が出ているか確認してみてください。もし出ていれば回復することもありそうです。無理に掘り上げたりせず、しばらくはそのままで様子を見ましょう。順調に伸びて葉が茂ったら植え替えをしてかまいません。次の越冬が心配なら、鉢上げをして室内で冬越しさせた方がよいでしょう。
(明道香風園)
 
 

 
  基本的な手入れのおさらい
ユリは毎年植え替えをした方がいいのでしょうか。
(苫前郡羽幌町)

ユリ
ユリは東アジアに自生する。乾燥した地域が原産のチューリップなどとは違い、夏でも掘り上げる必要はない
ユリの球根は種類や品種にもよりますが、数年から長いものでは十数年くらい放植したまま(植えっぱなし)で大丈夫なものもあります。毎年植え替える必要はありません。以下スカシユリを例に挙げて、説明します。
 植えつけられた球根は底の部分から下根を発生させます。この根は球根が浮き上がらないためのアンカーの役割を担うと同時に養水分の吸収も行い、2〜3年は生長します。また球根から伸びる茎の、地下部分にも養水分を吸収する上根が多数発生します。またここには木子もつきます。
 一方、母球の内部でもいくつかの木子が生長肥大し、母球の養分を吸収して新しい球根になります。これを(自然)分球と言います。
 1球で花をつける茎が3〜4本以上になったら、分球した球根がいくつもあるということです。そうすると互いに養分の取り合いすることになるので、こうなったら植え替えをします。
 ユリは連作を嫌うため、掘り上げた球根は、別の場所へ植え替える必要があります。掘り上げた後、植えつけるまで貯蔵しておく場合には、下根も全て取り除き、軽く湿らせたおがくずやバーミキュライトに入れ、涼しい場所で保管します。間違ってもチューリップのように風通しのよい場所で乾かしてはいけません。貯蔵期間が長くなる場合には冷蔵庫で保管します。
(蝶野秀郷)
 
 

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