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花の育て方Q&A

 

さあ、北海道のガーデニングシーズンが始まりました。 今年もたくさんの花を育てましょう。 でもその前に昨年残した疑問、失敗点を解決しておきたいところ。 北海道のガーデニングの専門家が、様々な質問に答えます。

回答者一覧 (50音順)
大森康雄
大森農場カントリーガーデンオーナー
蝶野秀郷
花と緑のアドバイザー
北海道ガーデンツリー倶楽部
庭木の愛好家団体
明道香風園
札幌を中心に9店舗を展開する花卉展

 

 
  昨年の失敗を解決しておく
買ってきた多肉植物の葉が落ちてきました。水やりは控えていました。
(札幌市北区)

多肉植物
サボテン
上/多肉植物は、種類によって性質が違う。寄せ植えにする場合は、同じ性質のものを一緒にする。用土は火山れきなど水はけのよいものを
下/多肉植物とサボテンは混同されやすい。サボテンとはサボテン科の植物のこと。その中に多肉化した種類が多い
  多肉植物というのは、科属を問わず、茎や葉で水や養分を貯えられるよう肉厚になった植物の総称です。夏が生長期の種類もあれば、冬に生長するものもあります。それほどに性質や好む生育環境がそれぞれの植物によって異なるので、一概にこうすればよいという手入れの方法はありません。  しかし、多くの植物は急激な環境の変化を嫌います。葉が落ちたのはその可能性も考えられます。現在の環境に慣れればまた葉が出てくるかも知れません。  多肉植物の場合、一般的には鉢花のような頻度で水を与える必要はありませんが、与えなさすぎるのもよくありません。1〜2週間に1回は、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えましょう。また日照はある程度必要です。徐々に生長しているようなら、薄めの液肥を月に1回ほど与えてもよいでしょう。
(明道香風園)
 
 

 
  昨年の失敗を解決しておく
スイセンの花がなくなるのはどうしてでしょうか。
(札幌市清田区)

スイセン
スイセンの英名はnarsissus。自分の美貌に酔いしれた、ギリシア神話の少年の名前が由来
  ご質問は、何年か放植(植えっ放し)しておいたところ、花が咲かなくなったという主旨と理解します。スイセンは3〜4年間放植しておくのが普通です。これは球根内部の生長点が肥大生長して、地中で自然分球(普通3個になる)するからです。そのまま年数を経ると1株で1〜9球以上の密植状態になって、ほとんど花はつけなくなります。  葉が枯れたら植え替えの適期ですが、スイセンはほかの秋植え球根と異なり、新旧の根の交代時期が重なることがあります。古根が多少あってもそのまま植え替える方がよいでしょう。
(蝶野秀郷)
 
 

 
  昨年の失敗を解決しておく
ポインセチアが、苞は赤くなるのですが、秋になると下の葉の縁が枯れてしまいます。
(空知郡南幌町)

ポインセチア
ポインセチアの苞をきれいに赤くするには、1カ月半〜2カ月の間、1日の日照時間を9〜10時間以内に抑える
   ポインセチアは代表的な短日植物です。花苞がつくのは、日長条件の管理がまずまずうまくいっているからでしょう。  葉を落とさないためには、
110℃以下の低温に合わせない
2温度差の少ないところで管理する  特に2に関しては、日中20℃〜夜間15℃に。また地温(鉢内の温度)を下げないように工夫することも大切です。  室内に取り入れる場合には、高温・乾燥に注意してください。水不足はもちろんですが、過湿も逆効果になります。くみ置きの15℃に温めた水を午前中に与えてください。
(蝶野秀郷)
 
 

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