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花の育て方Q&A


 
  来年の作業について
日当たり良好の庭です。グラウンドカバーとして、すぐに繁殖してくれる植物を教えてください。
(札幌市厚別区)

リシマキア・ヌンムラリア
もしグラウンドカバー用の植物が増え過ぎたら、茎の途中の、根を下ろしているところから先を切る。
写真はリシマキア・ヌンムラリア
P92で紹介したグラウンドカバー向きの植物を参考にして下さい。ただ、庭の日当たりがよいということであれば、ビンカ・ミノール(ヒメツルツルニチソウ)は葉焼けするので避けた方がよいでしょう。ラミウムも種類によっては葉焼けします。
何を植えるにしても、植え付けの前に必ず雑草を退治しておくことが大事です。特にシバムギ、ヒメスイバ、スギナなど多年生の雑草は必ず。シバザクラでさえもこれらに負けてしまうことがありますので、土を掘り返して取り除きましょう。先にこの作業をしておかないと、後で雑草が伸びても草取りをするのが難しくなってしまいます。タネで増えるものは、芽が出てきたところを抜けばよいので、比較的安心です。ただ草取りの手間が減るわけではありませんが。
(大森康雄)
 
 

 
  シクラメンを夏は外に出し、冬は家の中に置いています。球根が土から顔を出しているので植え替えたいのですが、ずっと花が咲きっぱなしでタイミングがありません。
(札幌市北区)

シクラメン
シクラメンは様々な品種があり、花の色や形のバラエティも豊富
 今年の夏は大変暑い日が続きましたが、シクラメンは高温に弱く、20℃以下に保つように栽培する必要があります。夏越しの条件は、葉を落として球根を休眠させて、涼しくなる時期に鉢替えをしますが、たいていは栽培の環境条件が整わず、傷んで株が弱ってしまうようです。
シクラメンの花は葉の数と比例して付きます。現在、花が咲き続けているならばそのままでよいです。水やりの管理などに不安があるならば、一回り大きな鉢に替えるだけでかまいません。
球根が土の表面から出ているのは全く問題ありません。日々の管理は、この部分を含め過湿にならないよう注意をします。また、新葉が出ている間は追肥を続けましょう。枯れた花や葉は、ねじるように引き抜くと簡単に取れます。株の内部まで光が当たるようにし、室温は日中18〜20℃、夜間10℃くらいに保つよう努めてください。
(蝶野秀郷)
 
 

 
  ラズベリーを剪定したいのですが、いつ、どこを切ればよいでしょうか。
(岩見沢市)

ラズベリーは毎年春に地際から新しいシュートが出て、翌年それに花が咲いて実を付けます。たいていの枝はその後枯れてしまうので、そうなったら根元から切るとよいでしょう。当年枝を切ってはいけません。しかし、剪定しなくてもあまり問題はないので、強いて作業する必要はないと思います。
またラズベリーは地下茎が伸びて広がります。そのため、今の株から少し離れたところに新芽が出ることがあります。場合によっては、数年ごとに株分けや移動が必要になるかもしれません。
(北海道ガーデンツリー倶楽部)
 
 

 
  昨シーズン、バラに黒点病がつきましたが、発症した葉はきれいにとって、石灰硫黄合剤も散布しました。雪解け後は何をすればよいでしょうか。
(恵庭市)

黒点病の予防には、雪解け後にも石灰硫黄合剤の散布が必要です。春になったら冬囲いを外して、石灰硫黄合剤20〜25%溶液をバラ自体だけでなく、土の表面にもまんべんなく散布します。その後ワラやピートモスなどで土の表面を覆い、雨などで泥水がバラにはねないようにします。これでかなり発生を抑えることが出来るでしょう。また、風通しをよくしたり水の与え方を丁寧にすることでも、黒点病の発生を抑えることが出来ます。
(渡辺郁夫)
 
 

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回答者一覧 (50音順)
大森康雄 大森農場カントリーガーデンオーナー
蝶野秀郷 花と緑のアドバイザー
北海道ガーデンツリー倶楽部 庭木の愛好家団体
明道香風園 札幌を中心に9店舗を展開する花卉展
渡辺郁夫 ちざきバラ園勤務専門家