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花の育て方Q&A


 
  どうすれば咲くでしょう
ハイビスカスが日当たりのよい場所に置くとぐったりし、3年も経つのに花がまだ咲きません。
(釧路市)

ハイビスカス
ハイビスカスは、冬の間は暖かい室内で管理する
ハイビスカスはアオイ科の多年草で、一定の気温があれば季節を問わず花を咲かせます。あまりトラブルの少ない花ですが、咲かない原因として考えられるのは、時折日当たりのよい場所に移動しいていることでしょうか。
植物は生育環境が急に変わると対応できず、ダメになってしまうことがよくあります。いつもはあまり日当たりのよくない場所に置いているなら、そこから動かさないことが大切です。よかれと思って時折日当たりのよい場所に移動するのはおすすめできません。もし移動が必要であれば、次はそこから動かさないようにすること。やがてその環境に適応し、よい花を咲かせると思います。私の持っているハイビスカスも、夏に室内から屋外に出すと一時は生育が衰え、葉も落ちます。が、そこから動かさないでいるとやがて屋外の環境に適応した葉が出てきて、また元気になります。
そのほか花が咲かない原因としては、大事にし過ぎているのもあるかもしれません。危機感を与えることで子孫を残す本能が働いて花を咲かせることがあります。経験的には5〜6月に鉢から出して根を少し切ると、夏過ぎから開花することが多いようです。水をわざと切らしてみるのも1つの方法です。
(明道香風園)
 
 

 
  どうすれば咲くでしょう
アークトティスを毎年枯らしてしまいます。またタネまきはいつがよいでしょうか。
(札幌市南区)

アークトティス
アークトティスは南アフリカ原産の、キク科の植物
 アークトティスの仲間は南アフリカを中心に約30種類あります。以前はその1つが栽培されているのみでしたが、今では多くの種が交雑されて、園芸品種として出回っています。
もともとの自生地は、夏は涼しくて降雨量が少なく、冬は比較的暖かい環境。だから管理のポイントは、水はけのよい用土を使うことが第一です。また、よく日の当たるところに置くと同時に、鉢土が高温にならないよう、水やりに気をつけてください。また生長の速い植物なので、成株になる前に2〜3回は鉢替えをして5〜6号鉢くらいの大きさに仕立てるとよいでしょう。
タネまきは普通のやり方でかまいません。室内なら4月、戸外ではゴールデンウィーク後に播種を。1週間ほどで発芽し、本葉2枚で最初の鉢上げ(3号鉢)、その後葉が6〜7枚でさらに鉢の号数を上げていきます。
(蝶野秀郷)
 
 

 
  どうすれば咲くでしょう
花芽を切っていないのに、アジサイがほとんど咲きません。
(札幌市北区)

アジサイ
アジサイの花芽分化は夏から。その後剪定すると、翌年からの花がなくなってしまう
 アジサイはもともとガクアジサイを基本種として交雑され、多くの園芸品種があります。最近ではハイドランジアとして鉢植えにも利用される矮性の改良種も出回っています。
アジサイは前年に花芽の分化が始まり、基本的には枝の頂端部位に花を付けます。
ただし枝の先端の芽が必ず花芽になるとは限りません。花を付けるためには、まず株が充実していることが必要です。そのため日照、水やりなども大切になります。また、冬枯れの問題があります。耐寒性のある花木とされていますが、寒風の吹き抜けるようなところでは、頂端部が凍害を受け、枯死するケースは珍しいことではありません。春先に芽が黒ずんで傷んでしまっているのではないでしょうか。樹高を低くするとか、防寒に気をつけてみてください。
(蝶野秀郷)
 
 

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大森康雄 大森農場カントリーガーデンオーナー
蝶野秀郷 花と緑のアドバイザー
北海道ガーデンツリー倶楽部 庭木の愛好家団体
明道香風園 札幌を中心に9店舗を展開する花卉展
渡辺郁夫 ちざきバラ園勤務専門家