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花の育て方Q&A


 
  宿根草の疑問いろいろ
エーデルワイスのタネをもらいました。タネまきの時期と育て方を教えてください。
(札幌市南区)

エーデルワイス。レオントポディウムという属名は花の形から「獅子の足」の意
エーデルワイス。レオントポディウムという属名は花の形から「獅子の足」の意
 エーデルワイスはアルプスを象徴する花ですが、キク科レオントポディウム属の1種で、中国やヒマラヤにもたくさんの仲間が存在する多年草です。日本のウスユキソウも近縁で、タネまきの時期は春か秋が適当です。育成はほかの宿根草と同様で、特別なことはありません。条件が整えば、春まきのものはその年に、秋まきは翌年に咲きます。仮にダメでもその次の年には開花するでしょう。冬を迎えたら積雪下で越冬させます。
(大森康雄)
 
 

 
  宿根草の疑問いろいろ
2年前にツルマサキを買いましたが、ほとんど生長していません。日照は3〜4時間で土は過湿気味の場所です。
(札幌市中央区)

 ツルマサキはニシキギ科のツル性木本。斑の入った葉と、比較的日照が少なくても生育することで人気の植物です。
半日陰程度の日差しを好むと言われていますが、品種によっては日当たりのよい方が生長することもあります。もしかするとお持ちの品種にとっては、現在の日照時間は少ないのかもしれません。来春、日当たりのよい場所に移植してみてはいかがでしょうか。
またツルマサキは過湿地を好みません。できれば土壌はれきや腐葉土、堆肥などを混入して改良した方がよいでしょう。
ツルマサキは3年目以降に苗が充実し、本格的に生長し始めることもあります。場合によると来春以降、大きく生長することも考えられます。
(大森康雄)
 
 

 
  宿根草の疑問いろいろ
鉢植えの宿根草はそのまま越冬させてよいのでしょうか。
(札幌市北区)

冬を越したポテンティラの鉢。鉢土の乾燥さえ防げば、地植えと手入れは変わらない
冬を越したポテンティラの鉢。鉢土の乾燥さえ防げば、地植えと手入れは変わらない
 地植えでその品種が越冬しているのであれば、鉢植えでも越冬に問題はありません。積雪のある地域なら、そのまま雪に埋めてしまいます。ただし積雪地帯では雪が積もるまで、そうでない地域なら土が凍結するまでは、鉢土が乾かないように注意してください。多くの宿根草は、完全な乾燥状態では生存できないからです。過湿状態にする必要はありませんが、多少土が湿っている程度になるよう、時折チェックしておきましょう。
また弱っている株や秋に株分けしたばかりのもの、あるいは越冬に多少不安がある品種は、土に埋めたり、枯れ葉や腐葉土でマルチングするなど、しっかり保護してあげた方がよいでしょう。
(大森康雄)
 
 

 
  宿根草の疑問いろいろ
ナスタチウムはしべも食られますか? ジギタリスの近くで育てたハーブを食べても問題ないでしょうか?
(石狩郡当別町)

南米の高地が原産のナスタチウム。サラダなどに辛みと彩りを添える
南米の高地が原産のナスタチウム。サラダなどに辛みと彩りを添える
ナスタチウムは葉にビタミンやミネラルを含み、花も葉も食べられるハーブとして、ワサビに似たピリッとした辛みを添えるのに使われます。花の雄しべや雌しべを食べても特に問題はないのですが、花粉がついているので、花粉アレルギーの人は注意した方がよいでしょう。特においしかったり、栄養価が高いわけではないので、無理に食べる必要はないと思います。
ジギタリスは強心剤として古くから用いられていますが、一方で劇薬でもあります。専門家以外は利用してはいけません。ただし、周囲に植えられている植物には全く影響ありませんので、ジギタリスの周りにも安心してハーブを植えてください。もちろんそれらを口に入れたり香料に利用しても何ら問題ありません。
(狩野亜砂乃)
 
 

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回答者一覧 (50音順)
大森康雄 大森農場カントリーガーデンオーナー
狩野亜砂乃 ハーブコーディネーター。「風葉香」主宰
川面豊樹 洋ランのナーサリー「えるむ花園」オーナー
北海道ガーデンツリー倶楽部 北海道の庭木愛好団体
明道香風園 札幌を中心に9店舗展開する花卉店