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花の育て方Q&A


 
  庭木のトラブル
昨年秋にボタンの2年苗を買いました。屋外で越冬させましたが、今年咲きませんでした。どうすればよいでしょうか。
(札幌市西区)

ボタン。シャクヤクと同じくボタン科ボタン属。豪華な花が人気
美人のたとえで「立てば芍薬、座れば牡丹―」ということわざもあるように、ボタンは大輪で色も美しく、古くから人気のある花です。ただ、販売されているボタンの多くはシャクヤクに接ぎ木したもの。ボタンとシャクヤクは似ていますが、前者は木であるのに対して後者は草です。つまりボタンの接ぎ木苗は、草に木を接いだもの。そのため苗として若干弱いのが難点です。本来ボタンは秋までに翌年の花芽をつけますが、接ぎ木苗の場合、根の伸長に栄養をまわすため、生産者があえて花芽を取り除いて出荷しているものもあります。つまりお買いになった苗には、出荷時から花芽がなかった可能性があります。
しかし今年きちんと管理していれば、そろそろ翌年の花芽ができているはず。きっと来年には大輪の美しい花を咲かせることでしょう。
(北海道ガーデンツリー倶楽部)
 
 

 
  庭木のトラブル
フジを植えていますが、その剪定方法を教えてください。
(紋別郡興部町)

フジはマメ科の植物で、春から秋にかけて勢いよくツルを伸ばします。ただしあまりに長く伸ばし過ぎると、そのツルには花芽がつかないことがあります。また伸ばし放題にするとほかの木やあるいはツルどうし絡まってみっともないので、剪定をおすすめします。
ツルは分岐から1〜2cmほどのところで切る
  剪定時期は秋が深まって、落葉してからが適期。剪定箇所はツルの付け根からおよそ1〜2cmのところで。
フジは藤棚に絡ませて鑑賞することが一般的ですが、ラティスやアーチなどに絡ませても素敵です。時折、ツルが乱れて道路にまで突き出ているようなお宅も見かけますが、通行する人の邪魔になって危険です。そうなる前に、美しく仕立てる工夫を試してみてはいかがでしょうか。
(北海道ガーデンツリー倶楽部)
 
 

 
  庭木のトラブル
ツツジがよく育たず、花も少ないです。基本的な管理方法を教えてください。
(上川郡東川町)

ツツジは酸性土壌を好むため、土にはピートモスなどを加え、やや酸性度を強くします。またツツジの根は地表近くに張るので、暑くなると水枯れしやすくなります。夏の暑い時期には日中に表土が乾いてしまうため、夕方に再度水やりが必要になる場合もあります。
また花が少ないのは、剪定時期の問題もあるかもしれません。剪定は花後すぐが適期です。夏のうちに花芽ができるので、その後に剪定すると翌年の花が少なくなるので注意しましょう。
(北海道ガーデンツリー倶楽部)
 
 

 
  庭木のトラブル
ムクゲの鉢植えをもらいました。植え替えや剪定について教えてください。
(札幌市南区)

すでにつぼみもついている時期なので、あまり動かさない方がよいですが、どうしてもというのであれば、根鉢の土を3分の1程落として一回り大きな鉢に植え替えます。
剪定を行うのは翌春まで待った方がよいでしょう。今後も鉢植えでの管理を予定して、あまり大きくしたくないのであれば、裸春になら強く剪定してもかまいません。現在あまりに枝が乱れているようなら、できるだけ花芽を残すように枝を切ります。それでもやはり花は減ってしまいますが。
(湯沢園芸)
 
 

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回答者一覧 (50音順)
大森康雄 大森農場カントリーガーデンオーナー
蝶野秀郷 花と緑のアドバイザー
北海道ガーデンツリー倶楽部 北海道の庭木愛好団体
明道香風園 札幌を中心に9店舗展開する花卉店
湯沢園芸 山野草のナーサリー
ルミ高橋 一級建築士事務所「宮の森花工房」主宰